開院1周年のご挨拶
ケセラセラ在宅クリニック勝川は、2026年8月をもちまして、開院1周年を迎えることができました。
患者さん0人からスタートした当院ですが、この1年間で多くの患者さん、ご家族とのご縁をいただきました。
慢性疾患を抱えながら住み慣れた場所での生活を続ける方から、人生の最終段階を迎えた方まで、さまざまな患者さんの在宅療養に関わらせていただき、その中で60名を超える患者さんをご自宅や施設でお看取りをさせていただきました。
これは決して当院だけの力で成し遂げられたことではありません。
開院間もない当院を信頼し、大切な患者さんを託してくださった医療機関の先生方や関係者の皆さま。日々ともに患者さんを支えてくださった訪問看護師、ケアマネジャー、介護・福祉に携わる皆さま。そして、在宅での対応が難しくなったときのセーフティネットとして支えてくださった地域の病院の皆さま。
多くの方々のご協力があったからこそ、患者さんの日々の暮らしを支え、時には人生の最期の時間まで寄り添うことができたのだと思っています。
当院が開院以来、大切にしてきた言葉があります。
「一緒に考え、一緒に選ぶ」
病気や身体の状態だけを見て、医療者が一方的に「正解」を決めるのではなく、患者さんがどう過ごしたいのか、ご家族がどのような思いを抱えているのかを伺いながら、その方にとってより良い選択を一緒に考えていく。
この1年間、さまざまな患者さん、ご家族と関わらせていただく中で、在宅医療だからこそ、この姿勢を大切にしていきたいとあらためて感じています。
お看取りを終えた後、ご家族からお手紙をいただいたり、わざわざクリニックまで足を運んでくださり、お礼の言葉をいただいたりすることもありました。
私たちが患者さんやご家族を支えているつもりでも、皆さまからいただく言葉に、私たちの方が励まされ、支えていただいていると感じることがあります。本当にありがたいことだと思っています。
そして2年目を迎え、当院はさらに診療体制の充実に取り組んでいます。
開院当初から、医師だけでなく看護師や事務スタッフも含め、それぞれが専門性や強みを発揮し、チームとして患者さん、ご家族を支えることを大切にしてきました。
ありがたいことに、地域の皆さまからいただくご相談やご依頼も増え、より多くの患者さんのご希望に応えられる体制づくりが必要になってきています。
こうした地域のニーズに応えていくため、新たに常勤医師1名、非常勤医師1名が診療に加わり、さらに事務長も迎えることができました。
診療を担う医師が増えたことに加え、クリニックの運営体制も強化することで、スタッフ一人ひとりがより力を発揮できる環境を整え、チームとして提供できる医療の質と幅をさらに高めていきたいと考えています。
クリニックの規模や体制が変わっても、患者さんやご家族の思いに寄り添い、ともに考える姿勢を大切にしながら、地域から必要としていただける在宅医療を、これまで以上に多くの方へ届けられるよう成長してまいります。
この1年間、当院を信頼してくださった患者さん、ご家族、そして一緒に地域の在宅医療を支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
2年目のケセラセラ在宅クリニック勝川も、どうぞよろしくお願いいたします。
ケセラセラ在宅クリニック勝川
院長 徳田 晃太郎
